南蛮美術の光と影:泰西王侯騎馬図屏風の謎
朝起きると季節外れの土砂降りの雨
当初は紅葉狩り+美術展の予定でしたが、傘をさして外出する気分になれずアウトレットでお茶を濁していたら、買い物を済ませて店の外に出ると雨がやんで晴れ間すら見えるじゃないですか!
やっぱり最初の予定通りに行くしかない!と一旦帰宅して車を置いて都心方面にお出かけです。
六本木到着、日が残っている内に、と最初にミッドタウン横の檜町公園で紅葉を見ます。
紅葉は都内が今まさに旬、檜町公園はビルに囲まれた立地ですが、水が豊かに配された設計なので色づきが見事でした。
因みにちょっと前にSMAPの草彅君が酔っ払っちゃった公園ですw
さてミッドタウン内のサントリー美術館で開かれている「南蛮美術の光と影:泰西王侯騎馬図屏風の謎」展を見に行ってきました。
桃山時代に日本にもたらされた南蛮文化とキリスト教が日本美術と融合しその後のキリシタン禁止令までの短期間に鮮やかに開花した光と、キリシタン禁止令による影の部分の展示です。
メインは普段サントリー美術館と神戸市立美術館に分蔵されている「泰西王侯騎馬図」二曲の屏風が並べられて展示されている事で、これは大きくて華やか。
二つ並べる事で静と動の対になっているんだなと気づかされます。
他の作品もそうですが、西洋の絵画の手法と日本の絵画が融合してエキゾチックな雰囲気です。
日本史における短期間ながらも非常に興味深い文化史なので展示作品に重要文化財が多いのも納得。
特に国宝指定のインド副王から豊臣秀吉に宛てた親書は色鮮やかで見事でした。
個人的に心惹かれたのは「レパントの海戦」の屏風絵、こんなものがあったんですね~。
それにしても「泰西王侯騎馬図」は会津城の障壁画だったということですが、こんなに華やかでエキゾチックな障壁画があるお城!そこを歩く姫や甲冑武者たち!と想像するとワクワクします。
会場の入りも良くて正直なところびっくり…中にはこの展覧会を見るためにイタリアから来たというご婦人もいらっしゃいました。
お土産は色々売っていましたが、やはり騎馬図しかないでしょう♪
大きめプリントがカッコいいです。
今まで美術展ではクリアファイルを沢山買いましたが、これはかなりのお気に入りになると思います。
吹き抜けのクリスマスツリー、オーナメントは全てサンタクロースで可愛いです。
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