007スカイフォール
007の新作「スカイフォール」を観てきました。
007シリーズが50周年という事でロンドンオリンピックでも開会式で007が女王陛下と登場したりと話題作りに力が入っています。
今年はイマジカBSで夏からこの50年間の007を全てノーカットで放送しているので全22作品を視聴。
007の見どころやポイントはばっちり予習済みです(^皿^)
映画の内容はMに恨みを持つ男が私怨でMI6を攻撃、それを本調子ではなく危なっかしいジェームス・ボンド(なので冒頭にお約束のガンバレルが無い)が、己の過去と原点に向き合い戦うというお話。
ジェームス・ボンドがダニエル・クレイグになってとにかくアクションが良いですね。
今回も特に前半にその辺り堪能できます。
ダニエル・クレイグは正直イケメンじゃないんですけどスタイルが良いし動きのキレがいいのでカッコよく見えます。
今回の悪役は「ノーカントリー」のバビエル・バルデム、キモい悪役を演らせたら天下一品で嵌っています。
ボンドガールは存在感薄いけど、今回の真のボンドガールはM、そして新しいマニーペニーも華を添えます。
新しいQも現代的w
そして上海のビル群と対照的な英国の古い風景。
新旧の対比と古いもの時代遅れ(007)でも魅力的というメッセージでしょうか。
50周年に当たって007シリーズの再生というストーリーでエンドにガンバレルでした。
しかし、良く考えるとジェームス・ボンドは結果として重大な任務の失敗をしているのにそれでラストめでたしで良いのか?と思ってしまうのですが、まぁ新しいM的にはそれで成功なのかな(^^;)
50周年記念作品ですが、過去作のオマージュは40周年記念作の「ダイ・アナザー・ディ」でやっているので今回はポイントを押さえてのファンサービス。
それから長崎の軍艦島が登場してびっくりしました。
前作の「慰めの報酬」はイマイチだったのですが、今回は良かったです。
007シリーズ50周年ムック本を買ってしまった(笑)
ついでにシリーズ50年分の過去作22本を全てノーカットで見たのでその感想。
昔は007はどちらかというと嫌いだったんですよね、女性蔑視でワンパターンだし。
しかしトシのせいで寛容になったのか?沢山見たからか?ワンパターンをお家芸と寧ろ面白く思えてきました。
007はマジで突っ込むのは野暮、楽しんだ者勝ちという映画の最たるものですね。
そして新作「スカイフォール」以外の22作品の中から私のべストを。
1.「私を愛したスパイ」1977年…これぞ007という極め付き
2.「カジノ・ロワイヤル」2006年…ラストに痺れました
3.「美しき獲物たち」1985年…乗馬シーンが素敵すぎwとにかくクリストファー・ウォーケンラブ!
4.「女王陛下の007」1969年…アクションも良いしラストのセリフに泣かされます
5.「リビング・デイライツ」1987年…悔しいけど(なぜ?)単純に面白いです
6.「007は二度死ぬ」1967年…全編日本が舞台、日本人なら突っ込みつつ楽しめます^^
ピアーズ・ブロズナン作品だけ入っていない(^^;)
ブロズナンは役者としては良いのですが、スケールが大きい割にお話の方がイマイチなのかも。
それから残虐描写がえぐくてノーカットでは滅多に放送されない「消されたライセンス」1989年に「ヤングライダーズ」のティースプーンことアンソニー・ゼアピ(若い)が登場していたのにはびっくりしました。悪役の上に最期が悲惨ですが。
偉大なるマンネリ映画007、これからも楽しませて頂きます。
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