新緑の塩原に咲くクマガイソウを見に行こう
JR東日本駅からハイキング「新緑の塩原に咲くクマガイソウを見に行こう」に参加しました。
例によって電車ではなく遠方なので車で、往路の東北道はずーっと渋滞寸前で80kmの経済走行になりました。
途中SAで休憩&時間調整をして塩原温泉の駐車場に車を停めて9時前にスタート地点の塩原温泉バスターミナルへ。
MAPと観光パンフと参加賞の缶バッジを受け取り注意事項を聞いてから出発します。
箒川沿いの遊歩道を歩きます。
いつも塩原に来るときは車で目的地から目的地に移動しているので徒歩はとても新鮮です。
最初のポイント、木の葉化石園です。
余りにも序盤だったのと、ここから登りが始まるので余力を残そうと入場しませんでした。
しかし、鉱石(ミネラル)好きとしてはここは押さえておくべきだったか…また機会を捉えて見学しようと思います。
おだやかじゃないネーミングですが、昔この辺りを支配していた領主が馬場を造成するために領民を奴隷の様に働かせ、馬場が完成すると今度は馬の調教具合を見るために領民を馬に乗せ試し切りをしたといい、犠牲になった人々の鎮魂の為にこの地蔵が据えられたと伝えられているそうです。
地蔵に彫られていた年号は享保でしたが、ということは江戸時代の話?
それともそれ以前でしょうか。
今は何もない林の中にぽつんと地蔵が在ります。
坂道を登り切ると「小山農園」に到着。
こちらでは湯茶と漬物のもてなしがありました。
長い上り坂で疲れていたので有り難かったです。
高台にあるので大変眺めの良いお宅で、こちらへは天皇・皇后両陛下もいらしたことがあるそうです。
小山農園の裏山に本日のタイトルロール、クマガイソウの群落があります。
こんなにたくさんのクマガイソウを見たのは初めて。
花も面白いですが、襟巻の様な葉も綺麗。
新緑の中をゆるゆると降りて塩原(要害)城址です。
平安時代から戦国時代末期まで存在した城。
個人宅の敷地なので、こういう所を見学できるのはイベントウォークならではですね。
近年になって温泉が湧出した地区で、この施設によって宿泊施設だけではなく一般家庭にも温泉が給湯されています。
同じ塩原温泉でも古くから温泉が湧き出ている地区は家庭のお風呂は共同浴場(温泉)ということで、この地区は後発が幸いして恵まれていますね。
再び箒川沿いに歩き、みやじま釣堀園です。
こちらでも湯茶のおもてなしがありました。
ニジマスと地元名物の甚五焼のついた甚五焼定食でお昼にしました。
注文を受けると生簀からニジマスを選んでその場で炭焼きしてくれます。
釣堀なので時間のある人は自分で釣っても可。
新鮮なので身離れも良く柔らかくて美味しかったです。
炭も米も野菜も自家製だそうです。
要害公園にある要害の滝です。
ここは塩原(要害)城址の南側に当たり城址から滝が落ちています。
箒川が天然の堀だった訳ですね。
なかなかの美爆。
また、この辺りの断崖の地層は面白いです。
峠越えの安全祈願の神社という事です。
この場所は室町時代にあった真木城址でもあるようです。
塩原鎮守の社で八幡太郎源義家が奥州征伐の途上に必勝祈願をしたという言い伝えがあります。
境内は湧水が豊かで神池の水も透き通って美しい。
泳ぐ鯉が生き生きしていました。
ここの神木は天然記念物の逆杉。
枝が下に向かって伸びる事からこの名があります。
画像だと大きさが伝わりません~。
源有綱(源三位頼政の孫)が身を隠したという言い伝えがあるのでこの名前があります。
有綱窟や源窟じゃなくて「源の三位の孫の隠れた洞窟」なんですねぇ。
かりんとうまんじゅうが名物の美由堂で湯茶のおもてなし。
ゴールの湯っぽの里は特に受付が無いのでここが事実上の最後のポイント。
かりんとうまんじゅうと湯っぽの里の入場券を頂きました。
疲れているので甘いものは嬉しいですね(^^)
豪華有料足湯です。足湯だけど男女別ロッカーもあります。
早速頂いた入場券で足湯を楽しみました。
ウォーキングで疲れた足も癒されました~。
そして本日の温泉は元湯にある元泉館で、硫黄の香りがプンプンする濁り湯です(^^)
元湯には温泉旅館が3つあって3つとも入湯済みになりましたが、そのどれもが個性的ですね~。
その中ではこの元泉館は設備も整っていて一番無難なタイプな感じ。
露天風呂からすぐそばの渓流が眺められます。
【秘湯の宿 元泉館】
入湯料:800円
ロッカー:無し
ドライヤー:有り(無料)
備考:源泉かけ流し、ボディーソープ&シャンプー&トリートメント完備
夕食はいつものように上河内SAで宇都宮餃子を。
復路は今日も空いていて順調に帰宅できました。
上河内SAで買ったので塩原土産じゃなくて栃木土産っぽい感じになっちゃいました(汗
本日はdoor to doorで
29,930歩、14.358kmのウォーキングでした。
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