世田谷美術館~世田谷文学館~神代植物公園
最初は世田谷美術館です。
ここの無料駐車場は東名の高架下にあるのですが難易度が高い(笑)
まぁでも無料駐車場があるだけ有り難い話です。
世田谷美術館のぐるっとパスはコレクション展なら無料入場できますが、今回の様な企画展では前売り程度の割引になります。
企画展は「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展 印象派を魅了した日本の美」です。
今回のメインは修復後世界初公開となるモネの「ラ・ジャポネーズ」。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋では日本美術が大流行をし、その影響を受けた印象派の作品が、その元になった日本の作品と共に展示されるという企画です。
「ラ・ジャポネーズ」は流石に修復直後という事もあって鮮やか、そしてモデルのモネの妻カミーユの等身大という事でとても大きな絵でした。
日本でもなかなか見かけない派手な打掛(舞台衣装かな)を纏った金髪女性の絵はコッテコテの日本趣味ですね(^^;)
その他の作品も良かったのですが、西洋絵画展で歌川広重の素晴らしさを再認識するという誤算が…(笑)
昔から見慣れていたものが改めて構図や画題に着目して観るとその大胆さが素晴らしい。
それから日本絵画からインスピレーションを得た作品が作家によってアレンジが上手かったりイマイチだったりとなかなか面白かったです。
しかし、この世田谷美術館は良い施設だと思うのですが、建物の構造の為でしょうか、動線が悪いです。
そして最初にじっくり観なくてはならない小さい絵から展示するのでいきなり行列が…。
更に最後に今回の展覧会の解説映像があるという…普通入場前や導入部分にあるのに。
展覧会は良かったです。でも展示はもうちょっと何とかしてほしかった。
でもお客さんは沢山来ていましたよ~、美術館としては不便な場所なのに(^^;)
そして記念撮影スポットとしてラ・ジャポネーズの顔出しがありますw
カミーユが小顔過ぎて~(^^;)
その他にも再現した打掛で撮影会とか日程によって色々ワークショップがあるみたいで力が入っている感じでした。
グッズ関係はスタンダード、定番系(ステーショナリーやバッグ、Tシャツ、トレシーetc.)に加えて食品系と和物グッズ、コラボは何故かリラックマ(限定販売)でした。
くどい位にラ・ジャポネーズでクリアファイル、ポストカード、ゴンチャロフのチョコレート缶。
歌川広重の猫の定規です。
ランチは世田谷美術館内のカフェでランチプレート。
コスパも良く美味しかったです。
次は環八を経由して住宅街の中にある世田谷文学館です。
ここの駐車場も面白い、地下駐車場への移動が自走ではなくエレベーター式で90度回転して扉が開きそこから発進、という所が基地の様でワクワクしましたw
そしてこちらもコレクション展示の時はぐるっとパスで無料入場できますが、今は企画展示なので団体程度の割引になります。
企画展は「日本SF展」、これは楽しみにしていましたー!
SFというくくりのありとあらゆる日本の作品(小説・映画・特撮・アニメ・コミック)が中心ですが、翻訳物もたっぷり。
導入部分のSFマガジンの創刊号からの展示が圧巻、表紙を見ているだけで時代が表れているし懐かしいし感慨深いです。
作家たちの生原稿や資料、創元社の書籍、SF特撮作品の設定資料や展示。
特にSF小説は小学生から高校生にかけて読み耽った作品が沢山あって感涙モノでした。
どの展示も良かったのですが一番印象に残ったのは、創元社所有の武部本一郎作画のバローズ作品の表紙絵・口絵で、表紙絵は「地底世界ペルシダー」「火星の幻兵団」「時間に忘れられた国」口絵は「火星の秘密兵器」「火星の巨人ジョーグ」がありました。
生デジャー・ソリスは有りませんでしたが、火星シリーズでもかなりお気に入りの「幻兵団」の生表紙が拝めて感激しました。
熱く語り出すと止まらなくなりそうなのでこの位に、色んなジャンルの作品があり過ぎて紹介しきれませんが大好きだった作品が沢山で眩暈がしそうでした。
(周りにもそんなコアなSFファンが沢山いらっしゃいましたよ~)
グッズショップは展示階(2階)ではなくて建物入口を入ってすぐのチケット売り場前。
色々売っていました。
今回の展覧会のオリジナルグッズはこの辺り、他に図録があります。
残念ながら図録にもポストカードにも武部本一郎のイラストは無し。(版権の関係?)
左下の小さいのは特別企画の豆本「きつねこあり」です。
書籍は名作中心にずらーっと豊富に。
この辺りは8割位は読破済。
でも表紙が変わっているのが殆ど、ジュブナイル系なんて萌え絵になっているし(涙)。
星新一は夫が通勤電車で読みたいそうで、他は私のチョイスです。
名作系は大体読みましたが「星を継ぐ者」は意外にも読んでいなかったので購入。
バラで有名な公園ですが、もうオフシーズンだろうと思っていたらまだまだこんなにバラが咲いていました。流石~!
温室内は品種は違えど一年中見頃。
この辺りのアレンジは参考になりそう(^^)
今日回った世田谷の2つの展覧会がかなりコッテリしていたので最後に植物園で癒されました。
本日のぐるっとパスで割引・無料になった入場料は世田谷美術館が(1,500円→1,300円)で200円、世田谷文学館が(800円→640円)で160円、神代植物公園が500円で合計860円。
累計で16,500円です。
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