練馬区立美術館~ちひろ美術館~多摩六都科学館
初めは中村橋駅ちかくの練馬区立美術館です。
企画は「あしたのジョー、の時代展」、あしたのジョーは流石にオンタイムではありませんでしたが、子供の頃好きだったしKCコミックスも未だに持ってます(^^)
ジョーの良いところは、野生児だった矢吹ジョー(他の登場人物たちも)の成長物語、最終回の葉子への思いやりを示す場面や余りにも有名な完全燃焼のラストに感動します。
展示の内容は、連載初回と最終回、その間の名場面の生原稿タップリにカラー扉絵、アニメ版資料、当時連載されたマガジン(表紙が面白い!)などなど多数。
ジョーがネリカン出身だから練馬で展覧会かと思ったらちばてつやさんがこの近くにお住まいなのですね。
流石西武線沿線、漫画家が多い。
その他関連展示として、あしたのジョーの連載された時代の資料やアートの展示など。
アートは色々あって時代を感じられて興味深かったですが、肉体を駆使した(ボクシングも肉体を駆使したという事で)アート関連は必要だったかなぁ?
夏休みという事でジョーを知らない(と思う)子供たちも来ていましたが、肉体駆使アート関連はR指定が必要だったんじゃないかと。
アートと思えば良いのですが、映像とか写真が多くて具体的だったので。うーん。。。
展覧会自体はとても良かったのですが、そこだけはちょっと引っかかりました。
2階の展示には連載当時行われた力石徹の葬式の祭壇が再現されていました。
子供の頃は力石徹の葬式が実際に行われたエピソードを聞いて、「熱いファンが多かったのね」と単純に思っていましたが、あれはファンの想いもあったけれどアニメ版の放送開始の宣伝も兼ねていたそうで、そんな大人の事情もあったのかぁと思ったり(^^;)
とにもかくにも展示物たっぷりで入場料500円は安すぎる展覧会でした。
絵葉書以外にはバッグやクリアファイルや図録などがありましたがグッズは割とあっさり。
ファンだった層は今は余裕があるので豪華アートポスターなどがあったら売れるのに、と。
良い意味で商売っ気ないですね。
西武池袋線で石神井公園へ、そこからバスで西武新宿線の上井草駅へ移動して次はちひろ美術館です。
練馬区立美術館からは季節が良ければ歩けないこともない距離ですが、流石にこの猛暑では(((^^;)
絵本の挿絵で有名ないわさきちひろの自宅を改装して造られた美術館です。
ここは遥か昔30年くらい前に来た事があります。
(お土産に買った絵葉書がまだ現存しているというw)
夏休みの子供たちも多かったのですが、大人(女性)のリピーターが多い感じがしました。
ちひろの波乱万丈の生き様に共感したり思う所があるのかも。
企画は「ちひろになれる!7つの法則」でいわさきちひろの描画テクニックについての展示。
また、こちらの美術館は世界の絵本とその原画をコレクションしていて、その中から今は「びっくり!絵本水族館」という展示をしていました。
魚だけでは無くて動物も多かった。
色んな絵本とその原画を集めて入れ替え展示をしているらしいのでまた訪れて見てみたいです。
いわさきちひろのムック本(付録はがま口ポーチ)と絵葉書です。
西武新宿線で花小金井駅へ、ここから次の目的地の多摩六都科学館まで夏休みの間だけ無料シャトルバスが出ています。
多摩六都科学館は微妙に最寄駅から遠いし、駐車場は限られているし(満車でした)、無料シャトルバスは有り難いです。
多摩六都科学館に到着。
と、同時に怪しくなっていた雲から雨が!
建物に入ったとたんにいきなりの大雷雨、ギリギリセーフでした~。
上野の科博のミニ版という感じで、更に周辺の展示も加味。
元素周期表がとっても具体的で面白い。
ここの売りのプラネタリウムを鑑賞しました。
投影機は世界最大の星の数の投影能力を持っていてギネス認定、ドームシアターの広さも世界で4番目と世界有数のプラネタリウムだそうです。
生解説というのも良いですね。
夏の星空を堪能して外へ出ると雨はすっかり止んでいました。
本日のぐるっとパスは練馬区立美術館が500円、ちひろ美術館が800円、多摩六都科学館が1,000円で合計2,300円。
累計で18,800円です。
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