伊勢参宮本街道 ならまちから帯解コース
近鉄主催の「伊勢参宮本街道 ならまちから帯解コース」に参加しました。
伊勢参宮本街道とは大阪から伊勢へ向かう全長160kmの道で、このシリーズでは全7回でその一部を歩くもの。今回参加したのはその5回目です。
近鉄奈良駅でMAPを受け取りスタートします。
今回のMAPも地図形式ではなくルート図ですがポイントが押さえてあるし、全体のどのあたりを歩いているかわかりやすかったです。
しかし、経路案内での寄るべき場所がルート図から外れていてもその行き方が若干不親切だったのがしばしば。
このシリーズの主眼は伊勢参宮本街道踏破だからなのかもしれません。
商店街を左折し登るとそこは世界遺産興福寺。
先日来たばかりなので今回は外観のみ拝観。
鹿も歩いています~。
興福寺から階段を下りると猿沢池です。
興福寺の宗教行事(放生会)の為に1,200年以上前に造られた人工池です。
奈良町に来ました。
奈良町というのは町名ではなく、江戸時代・明治時代の町屋が多く残る一角です。
奈良町の一角にある御霊神社。
本日は祭礼らしく境内は美々しく飾られていました。
帯解寺です。
皇室縁の安産のお寺。
戌の日だったようで、平日なのに多くの方が訪れていました。
黄金に実った田んぼ越しに若草山などが見え長閑な風景が続きます。
奈良町でなくても道沿いには古民家が多く建っています。
流石に古都の風情。
ルートは高瀬川を越えて直進ですが、経路案内では柿本人麻呂碑が。
MAPには高瀬川の手前の道を左折した所にマル印があるのでそう遠くも無いだろうと行きましたがなかなか見当たらない(^^;)
仕方が無いので奥の手スマホで調べると和爾下神社の鳥居をくぐり、民家の立ち並ぶ参道を進んだルートから外れる事4~500m先の場所にひっそりとありました。
MAP上の点のみでここにたどり着くのは難易度高すぎます(^^;)
本日の参加者でここまで来れた人は何人いたのでしょうかー。
万葉の歌人、柿本人麻呂に縁のある柿本寺跡です。
今度はMAPのルートから外れていてもわかりやすかった馬出の街並み。
かつて街道を行きかう人や荷物を運ぶ馬が商家の軒先に繋がれていたという名残。
何でも壊してしまうのは簡単ですが、こういう遺構を残してもらえるのは嬉しいですね。
ゴールの天理駅が近づくと、こういう建物が増えてきます。
和テイストの集合住宅で古い物から新しいものまで様々。
どうやら天理教の詰所(宿泊施設)らしいです。
詰所って?と調べてみると主に信者が利用するものですが、信者以外の一般人や学生の修学旅行でも利用可だとか。
利用料は格安だそうです。
いろんなタイプの詰所があちこちに、古めかしいタイプから豪華なタイプまで様々。
手持ちの観光ガイドには何も触れられていませんでしたが、流石天理教のおひざ元、濃いところみたいです。
ゴールも近いことだしせっかくなのでちょっと寄り道をして天理教の本部まで行ってみる事にします。
天理教の本部に近づくとこういう神殿風建物が林立しています。
黒い法被を着た信者さんが集団で歩きながら拍子木を鳴らして詠唱する姿も。
天理教本部の神殿(の一部)です。
広い、とにかく広い。
とても見切れません。
日本唯一の宗教都市天理の一端を垣間見ました。
ゴールは天理駅。今回も受け付けは何もありません。
西のウォーキングはポイントや記念品が無いからこういうタイプが多いのかな。
そして天理駅にはしっかり団体専用(天理教専用)の改札とホームもありました。
ヤマトの柿の葉寿司と奈良漬です。
door to doorで23,278歩15.76kmのウォーキングでした。
関西は土地感が全くないので観光気分で歩けます。
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