藤森神社 駈馬神事
先日奈良で神功皇后陵を見ましたが、その神功皇后が1,800年前に三韓征伐後に凱旋し旗を立て塚を造り祭祀を行ったのが発祥という古刹。
武運と馬(現在は勝負と学問と馬)の神社と言うことで現代では競馬関係から信仰を集めているそうです。
また藤森神社は菖蒲の節句の発祥の地ということで、5月1日~5日には藤森祭が行われます。
駈馬神事はその中の行事の一つで1,200年の歴史があるということです。
江戸時代までは武士が競い合って行っていたものを明治以降は氏子が担って引き継いでいるそう。
その他細かな注意事項や解説、ユーモアを交えた騎乗者の紹介などのアナウンスもあります。
馬装は和式。
ハミは通常の水勒で、面繋や胸繋、尻繋などは綱を編んだもの。
手綱は布のようです。
馬は現在では他所から来る馬でこの神事用の訓練はしていないそうです。
乗り手も普段はドラム缶で練習するそうで、ぶっつけ本番の緊張感も見所です。
いやー、走路となる参道も砂が入っていないから固いし、観客も近いし子供が騒いだり抱えられたペットの犬が馬の目の前で吠えちゃうし(汗
この馬柄半被素敵!
行う芸によっては鐙に片足を結びつけると言うのも特徴。
これはアクシデントのときには危ない一面もありますよね。
実際、序盤で落馬が一件あって外れなかったので…。
と、ドキドキハラハラワクワクしながら観ます。
ピンボケの連続ですが、数々の芸をご紹介。
武運の神社なので戦場での武芸が元になっています。
・逆乗り(地蔵)…敵の動静を見ながら駈ける技。
ひだりうまを書いています。
これは難しい。
段々技もヒートアップ!
・逆立ち(杉立ち)…敵を罵りながら駈ける技
糸を張っていますが、これは終わって糸が後に流れている瞬間。
+αバージョンで花傘を開いています。
これも手綱潜りで刀バージョン。
乗り手の背筋・バランスもすごいし馬も偉い!
なので上半身がダラーンとなっているわけです。
これは元に戻って鞍に跨るのも大変。
凄い芸の数々に観客も拍手喝采!
上賀茂神社の雅な競馬とはまた違った迫力の神事でした。
駈馬神事の後は鼓笛隊が先導して時代行列が入場。
大きな刀も行進します。
藤森神社はゲームの刀剣乱舞のキャラ鶴丸国永が神刀だったという縁がありここも聖地になっているそうです。
〆は甲冑の武者たち。
菖蒲の節句の生きた武者人形といったところ。
宝物殿の横には臨時の繋ぎ場が。
役目の終わった馬たちが世話されていました。
お疲れ様~。
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