桂離宮
桂離宮に行ってきました。
宮内庁管理施設の中でも人気が高くなかなか当選しないと聞き及びます。
これも7月初旬に申し込みました。
職員の方に案内してもらいながら集団で庭を歩きます。
桂離宮の特徴は色々な趣向の敷石・飛び石。
今まで沢山の日本庭園を訪れましたが、桂離宮が日本庭園では最高峰だと思います。
雄大な修学院離宮、アメリカ人の評価が高い足立美術館の明快さ、豪壮な大名庭園、神社の古代庭園の神秘さ、禅寺の枯山水の思想性などそれぞれの良さはありますが、日本庭園らしさや意匠の素晴らしさ細部への拘り管理状態など総合判断すると桂離宮が一番ですね。
個人的には枯山水が大好きですが、あれは全体ではなく局面なので。
松琴亭にあるのはこの市松模様の床の間と襖。
桂離宮といえばこれ、という意匠です。
笑意軒の窓。
襖の取っ手が船の櫂だったり弓矢の形だったりします。
窓の下は金箔張り。
桂離宮の橋は石橋の他に苔に縁どられたタイプがいくつかありました。
こういう乾燥しやすい部分で苔を美しく保つのは大変でしょうね。
書院の前(右端)には月見台があります。
見学者は上がれませんが、桂離宮のメインの鑑賞ポイントはこの月見台の上からの様です。
月波楼、これも月を見るのに良い位置なのだそうです。
残念ながら桂離宮は夜間拝観はありませんが想像で補います。
流石に桂離宮は素晴らしい庭園でした。
季節を変えてまた訪れたいものです。
外に出て、これも桂離宮を象徴する桂垣。
右は普通の竹垣ですが、左は生きた竹を編んで作った生きた竹垣です。
昼食は桂離宮からほど近い隆兵そばで。
桂離宮を見た後にぴったりな素敵な蕎麦屋さんです。
古書院の月見台から見た月柄の手ぬぐいと市松模様柄の一筆箋です。
この後大徳寺へ向かいます。
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