城南宮 曲水の宴
普段は有料の神園が曲水の宴当日は無料開放です。
作庭は中根金作。
因みに城南宮神園は茶室で頂くお茶を巫女さんが運んでくださる様です。
お茶は各地で頂きましたが、このスタイルは初めて見ました。
曲水の宴は平安の庭で行われます。
紅葉は色づき始め、ツワブキが花盛りでした。
城南宮は梅が有名ですが、一年中綺麗そう。
因みに拝観者多数、前の方に座りたい場合はかなり前に来る必要がありそう。
京都らしく和服の方も多かったです。
歌人は狩衣の公卿が5名、小袿の女官が2名です。
(歌人に扮するのは各地から参加の和歌の専門家)
神官が本日の歌題が書かれた紙を拝見させます。
歌題は「野分」。
野分とは秋草を吹き散らす強い風の事。
雅楽で今様歌を奏す中、白拍子が舞います。
水干の童子が羽觴(うしょう)という鴛をかたどった盃台を曲水に流します。
流れる最初の羽觴は見送り、次の羽觴を取り上げ盃に満たされた酒を飲み干し、空いた盃に菊の花を入れて戻します。
こんなかんじで羽觴が曲水を流れます。
楽の流れる中、各人羽觴の酒を頂きながら歌を詠みます。
短冊の裏は色紙が貼ってある様子。
童子が歌人達から集めた和歌を朗詠者が披講します。
輪唱もあって雰囲気満点。
宴が終わり歌人は元の位置に戻り、その後参宴者が退場し曲水の宴が終了です。
その後、拝観者も曲水に人型を流して厄を祓うことが出来ます。
有料ですが、300円と良心的。
曲水の宴の拝観が無料だし城南宮は駐車場も無料とかなり良心的。
神園入場料位取ってもいいのではと思います。
お金のことはさておき雅なひと時を過ごせた曲水の宴でした(^^)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント