京都洛北梅めぐり
京阪電車とJR西日本が共催する「京都洛北梅めぐり」に参加しました。
でもスタートが九条通で今出川通迄北上して出町柳がゴール、歩いたコースを考えると全然洛北じゃないし「平安京跡を梅で辿る」という感じでした。
ともあれJR西大路駅近くの唐崎西寺公園でMAPを受け取りスタート。
平安京造営の際に建立された西寺の跡が公園になっています。
西寺は羅生門を挟んで東寺と対になる都にとって重要な寺ですが、度重なる火災などで荒廃、中世に廃寺になりました。
羅生門跡です。こちらも現在は児童公園に。
794年に建てられた平安京の正門で、その後荒廃して鬼が住むなどの伝説になった場所。
奈良の平城京跡はほぼ更地で残っています(現在は鋭意歴史公園化工事中)が、京の平安京跡は全く市街化されています。
スタート地点の西寺と対をなす東寺です。
こちらは京都のランドマークとして現役。
菜の花も咲いています。
敷地内には京都水族館や京都鉄道博物館もあります。
島原大門です。
京を代表した花街の出入り口跡。
現在は市街化されています。
島原に残る唯一の揚屋である角屋の一階部分が特別公開されていたので拝観。
意匠を凝らした細工が残る重要文化財です。
右下の柱についた白い部分は新撰組の残した刀の跡。
数多くの文化人や幕末の志士が角屋で宴会や密談を交わしたといいます。
網代の間、天井の網代組から名づけられています。
随所に職人の技が光ります。
メインの松の間前の庭園には臥龍松が這い、江戸時代には名所として知られていたとか。
庭には茶席もあります。
この松の間で新撰組局長の芹沢鴨が暗殺の直前に芸妓総揚げの大宴会を開いたそうです。
島原を後にして壬生寺です。
991年の創建、壬生狂言で知られる他、幕末には新撰組の兵法鍛錬場となり新撰組隊士の墓もあります。
続いて新撰組が宿舎とした八木家です。
八木家は老舗和菓子店「京都鶴屋」を経営し、店の横に残る新撰組屯所跡が公開されています。
その京都鶴屋さんではありませんが、通りかかった和菓子店で購入したベタな誠饅頭を食べ歩き。
千本丸太町まで上って今度は大極殿跡です。
平安京の大内裏の跡で現在はこちらも住宅に囲まれた公園になっています。
御前通を上がります。
大将軍商店街は妖怪ストリートというらしく店のあちらこちらに妖怪が。
平安時代にはこのあたり(当時の一乗通)は夜になると百鬼夜行が横行するという伝説があったそうです。
妖怪で町おこしかと思ったら、百鬼夜行の本場だったのですね。さすが京都。
天神川沿いの細い道を進みます。
右側は秀吉が築いた御土居。
平野神社です。
創建ははっきりしないものの平安京遷都の頃といいます。
境内を埋める桜で有名ですが、今はまだ十月桜が咲くのみ。
続いて北野天満宮です。
創建は947年、菅原道真を祀る神社。
学問の神様で知られていて時節柄参拝者の大行列~。
白峯神宮です。
1868年に建立の配流先で亡くなった崇徳天皇と淳仁天皇を祀る神社。
蹴鞠の宗家である飛鳥井家邸跡であることから蹴鞠の守護神が祀られ、現在では球技からスポーツ全体の守護神とされているそうでスポーツ関係者の参拝も多いそうです。
一応乗馬の上達(というか無事)をお祈りしました。
ちょうど境内の鞠庭では蹴鞠の練習が行われていました。
散歩ついでに蹴鞠が見られるとは、さすが京都。
せっかくなので京都御所を見学します。
予約不要になって気軽に見ることが出来るようになりました。
出町柳駅近くの鴨川河川敷でゴール。
お茶のペットボトルを頂きました。ありがたや(^^)
平野神社でリスのおみくじと白峯神宮で馬蹄守りと北野天満宮で牛のおみくじ。
door to doorで28,112歩、18.27kmのウォーキングでした。
寄り道ばかりしているのもありますが関西のウォーキングは長い(^^;)
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