ブレードランナー2049
「ブレードランナー2049」を見てきました。
前作の「ブレードランナー」(1982年製作)世界が2019年(!)なので30年後という設定です。
しかしあの「ブレードランナー」って今から2年後の世界なんですねぇ(^^;)
近未来ものって難しいというか現実が追い付いてきて面白いです。
続編と言いつつ、同じ世界の違った話な続編映画が結構ありますが、この「2049」は「ブレードランナー」の正しい続編です。
1980年代に全盛だったサイバーパンク世界が今の時代に大金をかけて再現されているというのがむしろ素晴らしい。
確かにサイバーパンクは今更古臭く感じますが、これあってのブレードランナーですから。
舞台はロサンゼルスなのに演出が前作は日本風味メイン+中国加味でしたが、今作も減ったとはいえ日本風味メインで若干ハングルを加味。
今の時代なら中国猛プッシュな流れと思いますが、日本語でエキゾチック演出はもはやレトロ感の演出なのかも。
さて、お話はレプリカントでもあるブレードランナーK(ロボット刑事Kか(^^;))がロサンゼルス警察の指令で反逆レプリカントと前作レプリカントのレイチェルが産んだ子供を追う内に自らの記憶とリンクする出来事が現れ、遂にはデッカードと対峙し…という話。
レプリカントが出産するって!人間の存在意義も問われてしまいます。
前作では人間メインな世界でしたが、今作は実はレプリカントメインな世界。
K役には「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリング。
デッカードはもちろんハリソン・フォード。
2時間43分の大作で見ごたえたっぷり、特に前作とのリンクが多いので「ブレードランナー」ファンは必見の映画です。
が、しかし何と言っても前作はレプリカントのロイ(ルトガー・ハウアー)が素晴らしすぎて、B級感たっぷりの「ブレードランナー」が燦然と輝くのは戦闘詩人ロイと「雨の中の涙のように」の一連のセリフがあるからと言っても過言ではありません。
今作はそこまでの輝きは無かったかなと。
Kのアイデンティティの模索や悲哀も良かったのですが、内向的な暗さが現代風。
さて、ハリソンフォード御年75歳で現役バリバリ。
色々ありましたが、いまだ元気に活躍中なので「ブレードランナー」「スターウォーズ」「インディジョーンズ」と大作の続編が続きます。
そういう意味では貴重な俳優なのですね。
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