モーリス・ユトリロ展
ということで行ってきました、「モーリス・ユトリロ展」。
日本橋高島屋では開催されますが、コロナの影響で以降の京都店、横浜店では中止になりました。
日本橋店でも色々なイベント開催が中止になる中、このユトリロ展はなんとかセーフ。
しかし、こういっては何ですがデパートで開催するのが勿体ないくらいの内容でした。
ユトリロの作品を中心にユトリロの奔放な母(印象派のマドンナと言えば良い言い方ですが…)、その夫、ユトリロにあてがわれた妻、そしてこの展覧会で暗示されているユトリロの父候補の一人ルノワールにも焦点をあてた展覧会です。
ユトリロの代表作も揃い、個人蔵を中心に八木コレクションも出展。
遠近法、遠近法そしてまた遠近法の連続の白を基調とした街並み…。
それが室内に監禁されて絵はがきを元に描いていたと知り、実父不明、奔放な母に放置され酒漬けにされ金づるにされ、数ある画家の生涯の中でも最も悲惨な生涯では無いかと思いましたが作品には悲惨さは余り見えません。
充実した展覧会で2週間で終わるのが惜しいです。
グッズ類はまずまず揃っていましたが、コロナの影響が勿体ないですね。
展覧会にはそこそこ来場者がありましたが、デパート自体は閑散。
東京駅も外国人観光客が殆どいませんでしたし、こんな日々が続いたら経済はどうなってしまうのでしょうか。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こういう状況で開催されたのは良かったですね。
私は横浜そごうで開催予定の展覧会に行きたかったけど、
新聞で見た時は何も出ていなかったのに、
HP見たら、やはり中止になっていてガッカリしました。
コロナのため、どこもかしこも中止になってしまって残念。
ナショナルギャラリー展はやってくれるかなぁ。
あまり自粛が伸びると、展覧会やっても会期が短くなって行く暇がなくなるかも~(>_<)
投稿: しぶや | 2020年3月22日 (日) 13時00分
>しぶやさん
恐らく日本橋店は会場設営等完了してしまっていた段階だったので開催したのでしょう。
横浜の展覧会は残念でしたね。
そして、急に中止になったり再開したりするので直前に確認も必須かも。
正直、大人気で大行列の一部の展覧会以外は美術展は大丈夫と思うのですが最初に国立の施設が閉館してからバタバタと続いてしまいましたね(汗
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は初めての海外での展示と言うことで相当力が入って(恐らくお金と保険も)いると思われるのですが会期が短くなってしまいそうで残念。
そして無事開催されても会期末の6月が混んでしまいそう(^^;)
投稿: REIKO | 2020年3月22日 (日) 13時39分